4月 20th, 2015
農家とボクシング、どういう関係なんだろう。 先日、つくると食べるをつなげよう!のイベント開催時に、子供たちの未来農園さんのビニールハウスの中にサンドバッグを発見しました。 今までに色々面白いことをやっている中村さんの事だから、不思議と疑問に思いませんでした。 <写真:子供たちと鬼ごっこをして鬼になる中村さんと研修生>
つくば市の子供たちの未来農園の中村さんは、今年33歳の農家さんの中でも若手ですが、 規模を毎年どんどんと拡大し、2015年4月現在は1名の住み込み研修生とともに、約3町(9,000坪)東京ドームグラウンド面積3個分の畑を耕しています。
<2015年までの子供たちの未来農園の挑戦>
一軒家を借り、住み込みの研修生の受け入れが始まりました! >>>
つくると食べるをつなげようの後、独自に収穫祭を開催、今年からは、農業体験ツアーをパッケージとして作り、消費者の畑への門戸を広げました。
葉物を多く取り扱う農家さんとしては、とても大きな挑戦!といえる、無化学肥料科学合成農薬不使用の畑になりました。
兼ねてより、中村さんのケールを取り扱っていた工場にて、農園オリジナルジュースを製造しました。こちらのラベルは、ママンカチームでデザインさせて頂きました。
と、ここまでの子供たちの未来農園の挑戦をまとめたところ、本題のボクシングです。
なぜ、ボクシングなのでしょう? と、今更ながら農作業中の中村さんに電話して聞いちゃいました。
答えは、
だそうです。
というのは、きっと照れ隠しで、真剣に土と向き合う、中村さんが研修生と本気で向き合う方法の一つなんじゃないかと、憶測しております。 そして、今月子供たちの未来農園のお野菜は、かぶ、フレンチファスト(二十日大根)、ほうれん草のラインナップ&ボクシングです!
農家ボクシング13時スタート!境内で行いますので、どうぞお楽しみにしてください。 — こいで |
3月 30th, 2015
ママンカ市場にはかれこれ3年くらいでしょうか(いや、4年だそうです!)、10月から3月まで出店頂いている、治五兵衛農園さん。 去年は残念ながら雨で中止になってしまったので、1年越しのレンコンツアーです。 土浦は、上野から常磐線の鈍行で1時間くらいと、思ったより近いね~なんて、話しながらいつの間にか着いてしまいました。 駅からは、栗又さんの車にライドオン!霞ヶ浦沿いをゆっくりと土浦満喫ドライブをして頂き、圃場に付きました。 デーン! のどか!! トンネル抜ければ、、、ではなくて、坂を下りたらそこはレンコン畑だった。あ、思った以上に普通の文章になっちゃいました。 ここは谷になっていて、周りは緑に囲まれています。流れている清水は霞ヶ浦に流れ出るそうで、水でつながっている!とつくづく実感。とにかくため息がでちゃうほど、気持ちのいい場所です。 抜け殻みたいにがっしりした、レンコン作業着(ウェットスーツ)を着用します。 どうやって収穫をするか、栗又さん(現場担当の弟さん)に教えて頂きます。 そう、実の部分は、レンコンの茎なんですね。下の根の部分はポキっと折ります。 いざレンコン堀りへ!すすめ、沼ッ!最初はリーダーとデザイナー瀧口2名で向かいます。 しばらくするとだんだん収穫ソリへレンコンが山になってきます。 どうやって収穫するかというと、利き手でホースをはさみそこから出る強力な水圧で泥をどかしていきます。左手でレンコンはいねぇが~ってなまはげの気分でわくわくしながら白いツルツル肌のあの子を探します。 沼に入ったときは悲鳴も聞こえましたが、なんとかソリ一杯のレンコンになりました。
しばらくすると、子供たちも遊びたいよー!と、やってきました。 泥沼の上、わくわくしながら、みんなに支えられレンコン船。なんとも安らぐ画でした。 収穫するのは男の仕事!と、お母さん。 確かにかなりの重さの水圧を抱えながら、コントロールして沼を突き進むのはかなりの力がいりました。 レンコン洗いと同時にウェットスーツも洗ってもらいます。 さ、念願のお昼ですー! 今回はなんと、栗又家お手製レンコンサラダと採れたての筍、レンコンと、蓮根豚とお野菜と全部地場で採れたものでBBQです。初物の筍まで頂けちゃうなんて、幸せでした。 蓮根豚というのは、レンコンを食べて育った豚で、とってもやわらかくて美味! レンコン堀りという無謀なお願いにも関わらず、念願のレンコン堀り体験を叶えてくれた治五兵衛農園の皆様に感謝です。
ちなみに、なぜレンコン堀り体験が巷にそんなにないかというと、ウェットスーツがオーダーメードで作っており、1着あたりもかなりの値段もするため、そう簡単にどんな人が体験できるほどスーツを揃えられないのです。 聞いて納得ッ!私も少しぶかぶかのスーツで、泥に足をとられるとよろっとなってしまいましたが、大事なのは、水圧で進んでいけ!ということだとわかり、バランスをとりながら、ズボズボ力ずくで前進しレンコンを発掘しました(ほんとそんな感じ)。
数ある農家さんを訪れ、どちらかというとふわふわ体験するより、汗かいてしっかり作業お手伝いをしてきたほうだと思ってましたが、レンコン農家さんはこれまた少し違うハードさでした。格好もですが、農業と漁業の間みたいな。冬場の寒さを考えるとなんとも頭が下がります。
残念ながら、今年の10月の登場まではしばしお休みですが、6月末の蓮の花の時期も行けたらいいな~なんて、思ってます。 治五兵衛農園の栗又さんご一家!本当にお世話になりました~。また伺います。 — ママンカ こいで |